高度経済成長期を終えた時代、核家族の思い描く極楽浄土はどこなのか。

2019年1月有楽町スバル座にて公開決定!

郊外の住宅街に住む人々の高齢化にともない、地域 の人口減少・空き家増加・家そのものの建築のずさんさなど住宅にまつわる地域の課題は全国的に社会問題となっています。

住宅に対する問題は住宅ローンに始まりますが、それは古代ギリシャの時代から存在しているのです。奈良は大阪へのアクセスの良さと利便性の高さから、マイホームを求めた多くの家族が都市部から移住し、早くからベッドタウンとして発展してきました。

その傍らでは當麻寺にある極楽浄土を描いた曼荼羅など1000年以上にわたって形を残しているものが存在しています。
古いものと現代をセリフなしの映像美で表現することができる場所が奈良県 葛城地域の二上山です。
そんな場所にほど近いベッドタウンに住み続けてきたひとつの家族を焦点に、地域のあり方や家族の役割という普遍的なテーマをもとに、実際の住宅街で起こりうるさまざまな出来事を集約し、コメディータッチで描いていきます。

二上山を中心に葛城・大和高田・香芝・御所・ 広陵・王寺・河合・上牧が舞台!!
奈良から全国に発信する作品として完成を目指します。

脚本・監督:塩崎祥平
アートディレクター:弓手研平

映画かぞくわり