日本国憲法の心

人はなぜ絵を描くのか、人はなぜ文化を残すのか、人と動物の違いは何か、人間にとって幸せとは何か。
私は常々そのあたりを問うて作品を創っている。その創作思考の先は原点に行き着く。
全ての人の足元に当たり前にある原点、人が幸せになる方法とルールが記された『憲法』をモチーフに、右からでも左からでもなく、現代に生きる私達の足元を見つめて、全ての条文を絵描きの視点と思考で、丸五年(2006〜2011年)がかりで絵画に表現してみた。

憲法前文三部作

憲法条文の心

2018-08-04T11:39:52+09:00

第1条

第1条 Title:月 月は太陽の光を映し出す。月は私たちの暮らしに実は密接に関わっている。月夜にそっと、その存在に気づかせてくれる。 [...]

2018-08-04T11:57:19+09:00

第9条-2項

Title:繋ぐ 私たち人間は、日々の生活、営みを、より豊かにしたいと太古より常々願い、その実現と、あくなき欲望追求の歴史をもつ。 例えば山があれば、そこにトンネルを掘り、向こうの世界と繋ごうとする。 [...]

2018-06-24T10:00:55+09:00

第9条-3項

Title:背負う 男が背負うべきものとは何なのか。 男性は女性よりも体力があるが、重いモノをただ背負うべきなのか。それは物理的に重いモノなのか。それとも、感情的に重いモノなのか。 [...]